NMN投与したマウス実験、血糖値の比較
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飲む前のマウスは血糖値が跳ね上がっています。
そこにNMNを飲ませたところ
一気に正常値に戻り、
糖尿病が劇的に改善したのです。
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今井教授はNMNによって、老化したすい臓の機能がよみがえったためと考えています。
老化は生物にとって逃れられない自然現象。
食い止める事は不可能というのが常識でした。
現代は人間の遺伝子情報、ヒトゲノムの解析も爆発的に進み、老化をコントロールする長寿遺伝子が存在する事が判明。
今井教授が発見した長寿遺伝子は「7つのサーチュイン遺伝子」しかし、普段は充分機能しておらず半ば眠った状態です。
この遺伝子を機能させれば、細胞のエネルギーを作り出すミトコンドリアが活性化します。
どうすればサーチュイン遺伝子を目覚めさせる事ができるのか?
それが長寿研究の最大の関心事でした。
今井教授はサーチュイン遺伝子を活性化させる物質を見つけたのです。
それがNMN
NMNは細胞の中に存在するビタミンに似た物質でが、加齢とともに減少します。
NMNを補充する事により老化を抑え、衰えた臓器が蘇り、大きな効果が出てくる。
NMNは他にも治療が難しいといわれている病気にも効果を上げています。
アルツハイマー病の多くは脳が老化し、神経細胞が減少する事が関係しています。
NMNを早いうちから摂取していれば、神経細胞が減少を食い止め、発症を抑える可能性があると分かりました。
<<長寿研究の第一人者、ハーバード大学のデイビッド・シンクレア教授>>
人類の究極の夢を若返りの効果をNMNで発見しました。
マウスを使った実験で細胞を若返らせる事に成功したのです。
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NMNを生後22ヶ月の年老いたマウス
(人間でいうと60歳)に一週間与えました。
すると年老いたマウスが生後6ヶ月のマウス(人間で言うと20歳)の細胞に若返ったのです。
若さのレベルである細胞の活性化レベルを図ってみると22ヶ月のマウスの細胞が6ヶ月のマウスと同じレベルに達していました。
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何故、若返ったのか?
脳の視床下部は最新の研究で全身に老化を止める強い指令を出す事が分かっています。
しかも、NMNが組織への老化を止める指令を再び強くする事が分かってきたのです。
研究がさらに進むと、若さを保ったまま年をとるという社会の根底をくつがえす事態が起きるかもしれません。
NMNは人間と老化の関係における、本質的な物質と分かってきました。
それを使ってダイヤルを巻き戻してしまえば、人は若返り健康になる可能性があるのです。
90歳100歳の高齢者がまるで20歳の若者のようにスポーツやパーティを楽しみ、恋愛を謳歌する。
そんな未来がやってくるかもしれません。
(NHK特集 ネクストワールドより)
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